トレース教材のクーリングオフと解約
- その1 トレース教材のクーリングオフ・解約について
- その2 よくある手口と2次被害
その1 トレース教材のクーリングオフ・解約
クーリングオフ
電話勧誘販売がほとんどですよね。
・クーリングオフ記載の契約書面を受け取ってから8日以内
その中でも・・・「仕事を提供しますよ」という勧誘があったら、それは内職商法になりますので
・クーリングオフ記載の契約書面を受け取ってから20日以内であればOK
内職商法の場合は、通常のクーリングオフ期間よりも長く設定されていますが、レベルチェック、テストなど合格しなければ仕事がもらえないところが多く、「なんか、オカシイ・・」と、思ったときには、クーリングオフ期間が過ぎていることがほとんどです。
また、契約時にクーリングオフの説明をせず、悪質な業者になると、契約解除したら許さない!旦那さんには内緒にしておけ、などと言ってきます。特定商取引法では、クーリングオフを妨げるような行為をした場合は罰則があり、2年以下の懲役または300万円以下の罰金が課されます。
クーリングオフ妨害をした場合など、行政官庁へ申告して、業務停止などの措置や指導をしてもらうことができます。ですから、内容証明などで申込撤回する時に、クーリングオフの妨害には罰則がある旨や、今後一切の電話の拒否を、記載しておくと効果的です。
中途解約
もし、クーリングオフ期間が経過していても、「月に2万円は稼げますよ。」など、不実告知があった場合や悪質な勧誘契約だった場合は契約を解除することもできます。この場合、信販に対しても契約解除の申し出をして、解約することになります。諦める前に、相談してください。
その2 よくある手口と2次被害
良くある手口
「トレースの勉強をして仕事をしませんか。」、「トレースはみんなすぐに合格して、月々7〜10万円の収入を得ている方が沢山います。」などと言って、主婦をターゲットに、数時間におよぶ電話勧誘で「絶対に高収入になる」と、トレース教材を契約させます。
解約を申し出ると、トレース教材を売っただけで仕事をあげるとは言っていない、などと平気でウソをつき、契約当事者の「自己責任」を主張してくる業者もいます。ときには、アナタは、「トレーススクールの生徒さんですね?!」と、言われることも!!
2次被害
トレース内職商法にひっかかった被害者の名簿が流れており、行政書士や一般旅行主任者などの資格商法のターゲットになっています。また、会費の支払いが滞っているという嘘をつき、数十万円を騙し取る業者が横行しています。気をつけてくださいね。